■エニョールについて(自己紹介)

 当HPの管理人についてのご紹介です。
 といいましても、ただのオッサンにすぎませんから観望スタイルや考え方について書いてみます。
 どんな人間がこのWebを書いているのかが分かればいろいろ差し引いた視点でお楽しみ
 頂けるかと思います。

  都市部に在住しておりますので自宅からはせいぜい3等星くらいまで見えればいいところです。
 ですので新月期になりますとあちこちに遠征して観望、撮影を楽しんでおります。
 大切にしているのは自分で現実味を得る事にありますので、他の人と競い合うような雑誌の
 フォトコンテストにはあまり関心がありません。 
 願いは、一人でも多くの方にホンモノの星を、自分の目で見て(撮って)、星に親しんでもらうことです。

 

  どちらかといいますと、星が沢山見えるような星空の下に身を置いている時間を大切に思いますし
 アイピースを覗いたときに広がる、ホンモノの持つ控えめな美しさが好きです。
 ですから街中から無理に撮影するより、時間が取れれば郊外へ出かけて楽しみたい人です。
 私の場合、写真を撮る行為は眼視の延長線上にあるのかもしれません。
 目で見えない対象を写真を通して見る、くらいの感じですので「作品」というには程遠いものですね。

 銀塩写真を愛しておりましたが、このごろデジタルに手を付け始め、ますます「現実味」が希薄に
 感じるようになりました。 画像処理如何によって、どうにでもなってしまうものは、
 もはや「写真」ではなく「作品」だな、、と。 自分で撮っておきながら釈然としないものを感じるのです。

  反面、ポジフィルムで撮影した写真は、現像から上がってきた時ものすごく感動することがあります。
 自分の意図で画像をインチキできない世界ですから、まさに撮ったままがそこに記録されています。
 ライトボックスごしにルーペで見る世界は、アイピースごしに見る星と似たような愛おしさを感じます。
 最初にポジフィルムを使ったとき「うわ!なんだこりゃ、、こりゃ凄い!」と、決して上手い写真では
 ありませんでしたが物凄く感激しました。 現実味のある媒体だからこそ感動できたのだと思いますが
 同じように感じる方がおられるでしょうか。

  

  残念ながら昨今の写真のデジタル化の流れの中で、大好きなフィルムもどんどん縮小し、天体写真で
 赤い星雲が写るフィルムも絶滅危惧種です。 ですがフィルムが使える最後の時代かもしれない
 今だからこそ、積極的に自分にとって現実味のある映像を沢山見ておくことで、この先フィルムが
 消えた時代になった時に、デジタルでもその感触を土台にできたら良いのではと思っています。
 とはいえデジタルは魔力がありまして画像処理を加えると実に派手で見栄えがするようになる
 「色気」のようなものがあります。 この色気に翻弄されることしばしばではありますが。

  もし街明かりなど無く、普通に自宅から満天の星空が毎日見られたらどんなにステキなことでしょう。
 もう写真に収めて「持ち帰る」必要はありません。 より詳細を見ようと撮影することはあっても
 記念写真のごとく撮影することも不要で、毎日庭先に望遠鏡を出して観望できるほうがいいですね。

  悲しい事にこの日本は星が普通に見れる場所がどんどん減っています。 
 それにどんな意味があるのか考える暇も与えられず黙々と毎日働き、自分が広大な宇宙の一粒
 であることを感じる隙もなく一生を終えていくのは少々寂しい気がしないでもないです。
 さらに仮想現実的なものが周りにあふれ、現実(自然や宇宙の意)のもつ美しさ、力強さ、緻密さに
 目を向ける機会もどんどん剥奪されているように思えてなりません。

  私がこうして星を愛でるのは、ある意味こうした状況に対するアンチテーゼなのかもしれませんね。
 


■当サイトの方針について

 前述のごとく、管理人エニョールは極めて「ヌルイ」方向性でやっておりますので、ストイックに天体写真を楽しむ方には
 少々物足りないかと思われます。 これから星の世界を楽しみたい方、星空の下でコーヒーでもご一緒しながら
 歓談できるような方が増えたらいいなと願っておりますので、そのような傾向の方のお力になれれば嬉しく思います。

  紹介する機材は、比較的安価にどなたでも購入しやすいものをメインに、DIYできる部分は極力公開する事で
 自分で苦労した後の楽しさを味わっていただけるようにしております。 
  私が天文趣味を始めたころは自作望遠鏡は当たり前でした。(私は親父のお下がりでしたが) 
 性能は市販品に及ばずとも自分が苦労して得た道具で見る星は一際感慨深いものがあったに違いありません。
  まさに「自分だけの持っている星の世界」です。  
 望遠鏡の自作まですることがなくても、ちょっとした工夫で安価な道具も良い働きで応えてくれますので、
 皆様にも自分だけの星の世界を持っていただけたら幸いです。
 そのような願いから当HPの名前は、星をあらわすラテン語の「ステラ」(英語:star)と、
 車の整備工場というより、個人運営の作業場や、自家製という意味合いで、英語の「ガレージ」をかけあわせた
 ステラガレージという名前にしました。

 特に写真用機材となりますと、大変高額な製品が多くなりますが、生活を守りつつ続けていくには
 それほど高額な機材は買えません。 星がお金持ちだけの趣味になってしまうとしたらそれはまた
 承服しかねる事でもあります。 当サイトでは日本国内にて比較的安価に入手しやすく、内容が価格に
 沿った製品を登場させていきたいと思います。
 またご覧頂いた皆様の中に同じ機材をご愛用なさっている方で、有用な情報や小技をお持ちでしたら
 是非教えてください。

 リンクにつきましては基本的にリンクフリーです。 そもそもインターネットに無断リンク禁止などというものは
 意味を持たないと考えておりますので、ご自由にしてやってください。
 もしよろしかったらリンクされた場合ご連絡くださいますと管理人は喜びます。^^
 相互リンクのお申し出がありましたらお気軽にBLOGなりメールなりでお教えください。
 相互リンクは直接面識のある方、お世話になっているところ、管理人がお気に入りのところとすることで
 血の通ったリンクとしたいと考えております。 ご要望に添えない場合の無礼をお許しください。

 また管理人は少々おっちょこちょいな面が御座いますので、文面がおかしかったり、誤植が目立つかもしれません。
 時折気付いた際に修正をかけますので生暖かく見守ってくださいませ(苦笑)
 登場する機材や文面から、観望地で、「ひょっとしてアンタ、エニョール?」って思ったらお声をお掛けください。
 インスタントコーヒーではございますが一杯入れさせていただきます。^^

 

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