機材の保守、調整をしっかり行い、末永くベストコンディションで使いましょう!^^
お約束ですが、分解、改造等は自己責任でお願いします。
■ビクセン オートガイダー AGA-1専用ハーネス(一体ケーブル)の作成
(2008.2.14公開)
ビクセン製オートガイダー AGA-1(AGA-1Limited)をご愛用の皆様共通の悩み、それは
ケーブルがゴチャゴチャと鬱陶しくなること。 暗闇でケーブルまみれというのも面白くない話です。
そこで、バイクや自動車のごとくハーネス化してやろうというお話です。
といいましてもそんな大袈裟なものではないですよ。 自分の赤道儀や、機材の配置にあわせて
ひっぱりまわしているケーブルを束ねているとお考えくださいませ。
管理人のごとく、ガイド鏡をマッチプレートでガイドマウントにて並行同架する方ならおおよそ同じ長さで
作成されますとそのままお使いいただけるのではないでしょうか。
(作例)
暗闇ではケーブルを踏んでしまうことも頻繁です。 また擦れて絶縁があやしくなることもありますので、
随所に補強が入っています。
右上の電源ケーブルはワニ口クリップとして汎用性を持たせてあります。
ここは一番踏むので、スパイラルチューブで丈夫にしてあります。 ワニ口クリップは
他人にバッテリーを貸してあげた場合、借りる場合、自分のクルマから拝借する場合等便利ですが、
極性まちがえそうだ、という方はここもコネクターにしてしまっても良いでしょう。
左下はDD-1(DD-2)や赤道儀のモーターへ電源を供給するモータードライブ用電源。
右下はAGA-1への電源と、CCDカメラからのビデオケーブルです。
左上はガイド鏡に取り付けたWATEC等のCCDカメラへの電源と、ビデオコネクターが出ています。
CCD側の電源は端子台になっていてネジ止めですから、あらかじめカメラ側にも2Pコネクターをとりつけておきます。
接続するとこんな感じです。
(2Pコネクターから配線の接続部は黒いビニールテープで結露対策されています。
長い事つかっていたのでほころびてますが^^;)
CCDへのビデオケーブルと電源は柔軟さが欲しいのでスパイラルチューブではなく、ハーネスを
作成する際によく用いるナイロンネットで束ねてあります。
それぞれのケーブルの長さ等を毎度ながらいい加減な図にしてみました。
おおよそこんな長さで作成してやると、GP赤道儀、ニューアトラクスでのガイド鏡ガイドでうまく使えております。
2台同時にAGA-1でのガイドをすることがあるので、お互いの距離を保つために電源ケーブルはやや長めに
なっていますから1台限りの方は、もうすこし短くてもいいかもしれません。 一例としてどうぞ。
なお各所の詳細はこのような感じで。
用心すべきは、AGA-1やDD-1(スカイセンサー)の電源です。
ビクセンは大抵のものが、中央がマイナス、外側がプラスで、
普通のアダプターの端子とは極性が逆です。 あやまって配線すると破損してしまうので十分確認してください。
ヒューズはアトラクスにあわせて一応5Aを入れましたが、もっと低い容量のものでいけるならそのほうが早くに焼ききれるので
安全は保たれやすいかもしれません。
簡単な工作ですが、これだけで随分と現地での設営、撤収が楽になります。
お試しください。