機材の保守、調整をしっかり行い、末永くベストコンディションで使いましょう!^^
 お約束ですが、分解、改造等は自己責任でお願いします。


■ビクセン AV-102SS専用レデューサAV1使用時のフィルター装着方法

  


 ビクセン開発工業が設計販売していた、常識を無視した短焦点なアクロマート鏡筒、AV-102SS(AD-VIX102SS)は、現在
 ビクセンマーケティングにて再生産、販売されています。  アクロマートでこんなF値の鏡筒を作成したらどうなるか十二分に
 分かった上で、あえて遊び心も交えて作られたマニアックな鏡筒。 あろうことか直焦点で撮影する為の、フラットナー兼レデューサも
 専用設計のものが用意されています。 装着時アクロマートなのになんとF3.6! ちょっと本気で遊んでみたくなります。

  

 AV102SSで直焦点撮影する場合、60φドローチューブを持つビクセン製の他の鏡筒と同様、同社の直焦ワイドアダプター60を使い、
 カメラを接続します。 R200SSのコマコレクターや、VC200Lのレデューサは、直焦ワイドアダプターの外側にのリングにねじ込みますが、
 AV-1(AV102SS専用レデューサコレクタ)は  なんとTリング側に ねじ込みです。
 つまりカメラアダプタを貫通してカメラ 側に取り付く形になります。 

  これではVC200Lで使った方法で、直焦ワイドアダプターにフィルターを取り付ける 小技が使えません。
 そこで少々荒っぽくいきました。 LPS-P2のような干渉フィルターはできるだけ遠い位置に配置したほうがゴーストが出にくくなるので
 こうなったら、、、と、AV-1の先端にケンコーのステップアップリング を取り付ける手を使います。  



 <用意するもの>
   ケンコーステップアップリング 49mm→52mm(カメラレンズ側が49mmで、フィルター径が52mm)
   速乾性エポキシボンド
   ハーネス用ビニールテープ(黒) 
      電気街やホームセンターで購入できます。普通のビニールテープのように粘着剤がべとつかず、よく伸びます。

  
 ケンコーステップアップリングは、本来レンズのフィルターネジと径の違うフィルターを、取り付けるためのアダプターです。
 今回使用するものは、カメラレンズ側が49mmのものに、52mm径のフィルターを装着する為のアダプターですが、
 この49m側にエポキシ接着材を 点々と数箇所少量つけ、AV-1の対物側外縁に接着!  しちゃいます。 
 径はジャスト。なんとかケラれないでしょう。  


  
 こうすれば先端にIDASの光害カットフィルターLPS-P1の52mm を始め、52φのフィルターが装着可能です。 
 しかもVC200LやらR200SSで直焦アダプター 60を使いまわす人も安心。
 2インチサイズ(48mm)フィルターを使う場合には、今回取り付けた52mmフィルターネジに、
 ステップダウンリング52→48をかませればOK!


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