■装備の解説

それぞれの塊について少し説明を加えたいと思います。 その意味を知っていると皆さんでさらに工夫して
快適して頂くこともできるでしょう。


7 アイピース、ピント用具等 光学系小物

  
  
   手前のアタッシュケース2つには、アイピースや写真撮影時のピント出し用具等の
  光学系の小物が収納されています。 用途に応じて取り出しやすく2つに分かれています。

  
  左はアイピース入れ。 写真撮影がメインの時は(そうでなくても実は)結構貧相な
  アイピースばかりです。 右はピント用具一式。 いずれもダイスカットウレタン
  (サイコロ状に手でちぎれるスポンジ。カメラ用品店、ホームセンターの一部で
   購入できます)で保護し、乾燥剤、防カビ材もいっしょにしてあります。

  
  ピントを合わせる為、極軸望遠鏡を追い込んで設定する為にはあれこれ小道具が必要です。
  銀塩(フィルム)写真の場合、ピントはフィルム装填前にうらブタを開け、フィルムレールにスリガラスをあてて
  そこに写る星像を見ながらピントを追い込む「スリガラス法」と、同じくフィルムレールにナイフの刃をあてて、
  星像を切ってピント位置を追い込む「ナイフエッジ法」があります。 管理人はおおまかにスリガラスですばやくあわせ、
  最終的には精密さが期待できるナイフエッジ法を用いるハイブリッドなので双方の道具が入っています。

   また、デジタル一眼レフの場合、簡易な方法としてファインダーにマルチモノキュラーを押し当てて拡大して
  ピント合わせを行う手法も用いますからモノキュラーも入っています。

   長焦点での撮影の場合には暗視野照明付きのアイピースを用いて極軸を厳密にあわせます。
  南中直前の南天の星をガイドすることで方角の調整、西天の天の赤道近い星をガイドすることで
  高度の調整を追い込む方法に必要な道具です。 またガイドエラーがなおらない場合の原因発見にも
  大変役立つ道具ですので、直視タイプのガイドアイピースはお勧めしたい小道具です。 
   修正ガイドをしない、ノータッチガイド撮影の場合にも半ば必須だと考えています。

  他に極を追い込む際に主に用いる2倍バローレンズ、天頂ミラーも納まっています。
  写真をやると道具が増えるので大変ですね。


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