■装備の解説

それぞれの塊について少し説明を加えたいと思います。 その意味を知っていると皆さんでさらに工夫して
快適して頂くこともできるでしょう。


9 露よけフード (デューキャップ)

  フィールドでの結露は付き物とこれまで書いてきましたが、最も効果的にレンズや反射鏡への結露を防いでくれるのは
  大きめのフードです。 また写真撮影時に不意にやってきた車の明かりや、周囲の迷光からも保護してくれるので
  安心感が増しますし、コントラストアップも期待できます。 また対策しにくいニュートン反射式の斜鏡の結露もかなり
  効果的に防止できます。 遠征観望ではフードは必需品です。

  

  メーカーや天体望遠鏡専門店でも販売されていますし、簡単なものですから自作してもいいでしょう。
  管理人は複数の鏡筒がある為、それぞれ用に自作しました。 
  1つ作成しても1000円程度ですから相当に安価に作成できます。
  写真は、G-R200SSと、VC200Lの両方に使えるように作成したものです。
  長さは幾度も試して風の影響を無視できる範囲でできるだけ大きくなるサイズにしてあります。
  黄色い線は、マジックテープで張り合わせる時の合わせマークです。 サイズ等、作成方法は
  別記事で紹介予定です。

  
  ホームセンターの素材売り場で売っている
  PP(ポリプロピレン)シート(黒)を適当なサイズにハサミやカッターで切り、内側に同じくホームセンターの
  カッティングシート売り場で売っているつや消し黒の植毛シートを貼り付けてやります。
   巻きつけ式ですから、丸く止めるためのマジックテープが合わせ面数箇所に張られています。
  内側の鏡筒との接触面には、家具の滑り止めに貼る、滑り止めシートを小さく切って数箇所に
  貼ってあります。 こうすることで途中でズレて斜めになってしまうことを防止できます。


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